こんにちは!Webライターのふっさんです。
今回はお金にがあっても周りに言わない方がいい理由について解説します。
私は普段、会社員として働く傍らライターとして活動し、NISAなどで資産形成している30代の社会人です。
このブログでも貯金や資産運用に関する記事を執筆しているため、自分の金銭事情を公表する場面も多々あります。
その関係で貯金していることを色々な人に推察される機会も多いため、自身の金銭事情を周知してしまうリスクも重々承知しております。
なぜ、お金があることを周りに言わない方がいいのか。
私なりに情報をまとめましたので、最後までお付き合いしていただければ幸いです。
①人間関係が破綻する
敵意や嫉妬を買ってしまう。
お金の無心をされる可能性がある。
金融中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査」では、貯金無しの世帯がおよそ3割ほど。
貯金できてるグループも、各世代の資産保有額の中央値が大体100万円前後、毎月の貯蓄率も大体10%前後が一般的です。
貯蓄率25%を超えるグループは全体の上位75%のレアキャラとなります。
このことからも分かるように、日本人は全体的に貯金があまりできていません。
消費者金融からの借入金やリボの支払いなど、貯金額よりも負債の方が多い世帯も散見します。
つまり、自分が思っている以上に周りの人はお金で苦労している可能性が高いということです。
もし自分が安定的に貯金できていて、そのことを職場の同僚や友人などにポロっと口走ってしまったとします。
かなり高い確率で相手に不快な思いをさせることになります。
自分に悪気はなくても、相手からしたら「貯金自慢かよ」「見下されている」などマイナスの感情を抱かせてしまいます。
また、お金に困ってる人にとって、貯金できてる人は都合のいいATMです。
不適切な表現ですが、あくまで例えです。ご了承願います。
「今月ピンチなんだ、お金かして。」「余裕あるんだからいいじゃん、奢ってよ。」
などとお金の無心をしてくる輩も出てきます。
こうなっては、どっちに転んでもアウトです。
断れば人間関係に確実にヒビが入り、押し負けてお金を出せば2度3度と同じ要求をされ続けます。
基本的にお金の無心をしてくる人は、まず貯金習慣がありませんので、お金を貯めてる側の苦労がわかりません。
しかも一方的に頼ってくるばかりで、こちらが窮地に陥った時に同じように金銭援助してくれる可能性はほぼゼロです。
そう考えると、踏んだり蹴ったりなんですよね。そもそもプライベートなお金の貸し借りはするべきではありません。
貯金してることを周りに話すことは、百害あって一利なし。
むしろ、嘘でもいいから金欠を装ってる方がいいぐらいです。
お金の話になったら、適当に誤魔化しましょう。
②変な勧誘や営業を受けるようになる
金融マンの営業を受けるようになる。
投資詐欺に遭遇しかねない。
二つ目の理由は、良からぬ人物を引き寄せてしまう点です。
まず銀行や証券会社の営業マンが、ボッタクリ金融商品を売りつけようと群がってきます。
前提として、オープンに販売されている金融商品は決して違法なものではありません。
あくまで、法に準じて販売されているものです。
しかし、大手の銀行や証券会社が売りつけてくる金融商品は、消費者にとって理にかなったものではありません。
この辺に関しては前回の記事で書きましたが、店舗型の金融機関が売りつけてくる商品は、手数料割高な粗悪品ばかりです。
銀行や証券会社の金融マンは基本的に過酷な営業ノルマを課されています。
店舗型の金融機関は、ネット証券などと違い高額の人件費や設備費が固定費としてかかってます。
なので銀行や証券会社に勤める営業マンはそれらの経費を回収するため奔走しており、
潤沢な資産を保有している顧客を常に探しているわけです。
ひどい場合、友人知人や家族親戚にすら営業してる輩もいるくらいです。
つまり安定的に貯金している我々は、金融マンからすれば絶好のカモということになります。
これまた不適切な表現です。失礼いたしました。
親の遺産相続や定年退職などで大きなお金が転がり込んできた時は、特に注意が必要です。
多額のお金を持ってることを銀行や証券会社に知られたら、エグいぐらい営業をかけられます。
その営業トークにまんまと乗せられて、仕組債やレバレッジ型投資信託といったボッタクリ金融商品を売りつけられるケースが本当に多いんですよ。
また、お金の匂いを嗅ぎつけてくるのは、金融マンだけに留まりません。
最悪、詐欺師が投資話を持ちかけてきます。
最近の投資詐欺は非常に巧妙化され、あらゆる手段を用いて、無知な人からお金をむしり取ろうとしてきます。
最近では著名人をなりすました投資詐欺が社会問題となってますが、まさにこのような連中の餌食になりかねないんですよ。
そういった意味でも、お金があることを周囲に言うべきではないことがわかります。
③命が危ない
先ほどの投資詐欺の話にもつながりますが、お金があることが知られると、命を落とす危険があります。
2023年の7月にこんな事件が発生しています。
大阪市在住の男性が自宅で強盗の被害に遭い、現金7000万円を強奪されました。
事件発生時の現場はタワーマンションのラウンジで、暗号資産関連の商談中だったとのことです。
いわゆるタワマン強盗ですね。典型的なお金持ちを狙い撃ちするパターンの事件です。
このことからも分かるように、いかにもお金がありそうな人は犯罪者にとって格好の標的となります。
この事件では幸い被害男性は軽い怪我で済みましたが、一歩間違えば命を落としていたかもしれません。
この事件の犯人は後日逮捕されましたが、余罪を含め不起訴となっております。
ここで着目すべきなのは、事件現場がタワーマンションであった点です。
厳重なセキュリティーが施されたタワマンですら強盗に入られるわけですから、普通のマンションなどに住んでる一般人は、強盗犯からすれば丸裸状態です。
つまり、いつ襲われてもおかしくないんですよ。
日本は安心安全な国というイメージが先行していますが、油断は禁物です。
最近では闇バイトによる凶悪な強盗殺人事件も発生してます。
そんな中で自分から資産状況を口外するというのは、「お金ありますよ、泥棒さんいらっしゃい!」
と自分から宣言しているようなものです。
まさに自殺行為ですよね。
自分の身を守る意味でも、資産状況はオフレコにしておきましょう。
④人格が歪んでしまう
最後はこれですね。個人的には一番深刻です。
貯金をしてることを周囲に話すことによって、ゆっくりと、しかし確実に、心が腐っていきます。
人生の本質として、人はお金だけでは幸せになれないんですよ。
当たり前のことですが、つい忘れがちですよね。
私も節約貯金に日々邁進し、NISA口座でインデックス投資をしておりますが、
あくまで未来の破滅を防ぐ目的でやってます。要は将来に向けた予防線に過ぎないんですよ。
成金みたいに大金がシコタマあって、毎晩ホームパーティー三昧したいわけではありません。
アラブの石油王みたいな生活に全く魅力を感じないわけではありませんが、お金以上に大事なのって心なんですよね。
愛情や品格って、お金には換算できない価値があります。
しかし、貯金額を周りの人に話す行為って、無意識にマウントとってますよね。
「俺こんなに貯金できてるんだぜ!」みたいな自慢行為になるんですよ。
そんなマウント合戦を日々繰り返していたら、私たちの心は確実に劣化していきます。
そして一度でも歪んだ人格は、簡単には元に戻りません。
貯金自慢すればするほど、私たちの心には余分な脂肪がついていきます。まさに心のメタボですね。
こうなってしまっては、自分はなぜ貯金してるのか、資産形成の本質を見失ってしまいます。
実はこれ、私自身の失敗談でもあります。
割と最近まで貯金していることを周囲に開けっぴろげに話してました。
自分としては決して自慢してるつもりはありませんでしたが、いつの間にか性格が荒んでいる自分に気づきました。
「オレってクズじゃね?」と自己嫌悪に陥り、メンタルめっちゃ病みました。
おそらく私の貯金話に付き合わされた同僚や友人は、心中穏やかではなかったと思いますし、
いつの間にか信用失ってましたね。
今回の記事は私自身の自省録でもあります。
私は今、心にてっぷりついた醜い脂肪を落とす作業をしてます。
シンプルに自分からお金の話を持ち出さない、お金の話になったとしても極力自分の資産状況を話さないようにしてます。
私の失敗談を良き反面教師として、同じ状態に陥る人が減ることを願っております。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後のパートは少々センシティブな内容になってしまいましたね。
感情移入してしまいました。
結論的に、お金があることを人に話すのはデメリットしかありません。
百害あって一利なしです。
資産形成は、誰にも話さず淡々と行いましょう。
安全で豊かな人生を歩むためには、お金の話は極力回避した方が身のためです。
ではまた!